エンドレス
『関西ジャニーズJr.のお笑いスター誕生!』をやっと観た。
以下ネタバレあります。DVDになって1年経ってますがお気をつけください。
とりあえず、しんどい。
これの主演が別事務所の若手俳優だったり、同じ事務所でもデビュー組だったらこんな感情は抱かなかったかもしれない。あまり関西Jr.について詳しくはないが彼らだからこそ出来た映画だろうし、だからこそ観終わったあと少し辛い。
養成所時代はエース的存在だったが、卒業してからはテレビ受けせず《売れない》芸人となってしまった『エンドレス』*1の2人を中心に物語は進む。エンドレスの2人が劇場でくすぶる一方で、養成所時代の同期の『ピンクらくだ』*2はテレビで冠番組を持つほど売れっ子になっていた。同期に先を越されて初心を忘れ早く売れたいと焦る優輔(西畑くん)に対し、例えお客さんが1人だろうと優輔との漫才でお客さんを幸せにしたいと考える稲毛(丈一郎くん)の間には溝が出来ていた……
……もうこの時点でしんどい。いやでも現実の彼らと重ねてしまう。Jr.のことも見るようになった自分としては、エンドレスにジャニーズJr.を重ねずにはいられなかった。どんなに才能があっても、努力していてもデビュー出来るのはごく一部だけ。舞台やコンサートの場数を踏んでも、ファンからどれだけの声援を受けても、外の世界で成功出来るとは限らない。しんどいな。
本編のラストは初心に返った2人が客席がスカスカのステージへ向かうシーンで終わる。そこから、芸人からアイドルへ戻った主要キャスト5人をはじめとする関西Jr.たちが、明け方の大阪の街を歌って踊りながら彼らの本拠地とも言える松竹座へ向かっていく。これすらも何だか意味深に思えてしまうのはオタクだからか。しんどいな。(何回目)
その後、「お笑い強化合宿」として向かった旅館でピンクらくだとダブルブッキングされていたことが判明したりとか色々問題が起きるのだが、割愛。ちなみにここで文一くんが出てきます。
色々あった後、女将が気を効かせて旅館で開催してくれたお笑いライブでの漫才があまりにもしんどい。この時、ピンクらくだの揉野(向井くん)から稲毛が解散を考えていることを聞いてしまっていた優輔が漫才の本番中に感極まってしまうシーンがあるのだが、この時の西畑くんの演技が凄くてこちらもつられてしまった。それを見て動揺する丈一郎くんの演技もよかった。
この一件で、初心を思い出した優輔が2人で一緒にお笑いを続けていくことを決心し、ラストシーンへ続いていく。
『アイドル映画』とくくってしまうにはもったいない作品だと思った。あと、エンドレスとピンクらくだの漫才の完成度が高いし、特にエンドレスの2人の演技力も素晴らしかったのでJr.を知らない人にもぜひ観て欲しい。
観終わったあとに色々考えすぎてしまったので、とりあえずジャニーズみんな幸せになってくれ~~~~!!!あと後輩芸人役の2人がかわいかったし、まだ長尾くんより小さい道枝くんも出てくるからみんな観てくれ~~~~~!!!!(クソオタ)